こんにちは、れおしゃちょー です。
経営者&副業ブロガーとして活動しています。
今回は、社長と代表取締役の違いについて、現役経営者が分かりやすく解説しています。
読者の疑問代表取締役 社長という肩書をよく見るけど、「代表取締役」と「社長」って同じ意味?また、同じような名称があれば知りたいなー
本記事では、このような疑問を解決します。
本記事の内容- 社長と代表取締役は同じ意味?2つの違いとは?
- 代表取締役と社長と同じような名称
- 組織別のトップの名称
- 年商10億の社長
- 経営歴9年目 & 副業歴3年目
- 無借金・黒字経営
「もう知ってるよー」って方は、あまりメリットはありませんのでスキップしていただいてOKです。
それでは、さっそくいきましょう。
社長と代表取締役は同じ意味?2つの違いとは?
社長と代表取締役は同じ意味ではない
結論ですが、社長と代表取締役は同じ意味ではありません。
客観的にみると、会社のトップである点では同じですが、くわしく見てみると意味が違います。
ひとつずつ解説していきます。
社長とは?
社長とは、会社の最高責任者であり、実務のトップを指す役職名です。
あくまでも会社が決めた役職名であり、日本企業の多くが使用しています。
社長だからといって、組織の№1なのかといえば、そうでない場合があります。
それは、社長よりも上のポジションに「会長」を置いているケースもあるからです。
これについては後で詳しく解説しますね。
ネットで検索してみた結果、社長というイメージは、『お金持ち』『偉そう』などありますが、実際は仕事の全責任を負う役職のため、かなり大変な役職です。
また、2021年6月時点で日本の企業数(※)は、367万社で民間事業数は507万社と合わせて874万社あるようです。
企業の数と同じく社長もいるため、以外と多く感じてしまいますよね。
※ 「総務省」及び「経済産業省」が発表した経済センサス活動調査を参照
代表取締役とは?
代表取締役とは、法律上の会社の代表者を指します。
また代表取締役は、必ず1名だけとは限らず、複数認められています。
使用例
- 代表取締役 社長
- 代表取締役 会長
- 代表取締役 専務 など
そのため、代表取締役が2名いたとすれば、会社法上はその2名が会社の代表者となります。
どちらが偉いかは、会社法上は関係なく、どちらか一方のサインさえあれば、それは会社が承認したことになるのです。
社長や代表取締役と同じような名称
会長
会長とは、一般的に社長を退任した後に就任する場合がほとんどです。
社長時代に会社に貢献した人が対象となり「名誉職」として位置づけされている場合が多いです。
その役割は主に、社長の相談役、社外活動がメインとなるようです。
しかし、会社によってはポジションはさまざまで、「社長と同等」「社長より下位」であるケースもあります。
また会長職をおいていない会社もたくさんようですね。
President
President(プレジデント)は、社長を英語に訳した言葉です。
主に外国の会社とビジネスをする会社が、社長を英語に変換して使用しています。
CEO(最高経営責任者)
CEOは、「最高経営責任者」という意味で、これも社長と同じ名称で使用されます。
外国の会社がの多くが使用しており、日本でもIT系や外資系の会社も使っています。
※ CEO・・・「Chief Executive Officer」の略
組織別のトップの名称
社長(しゃちょう)
社長は、上記で説明したとおり、一般的な会社の多くが使用している組織のトップを指す名称です。
会社の最高責任者であり、実務のトップを指します。
CEO(しーいーおー)
CEOは、上記で説明したとおり、「最高経営責任者」という意味で、これも社長と同じ名称で使用されます。
日本では主に、IT系や外資系の会社が使用しています。
頭取(とうどり)
頭取は、国立銀行のトップの名称です。
私立銀行でも使用されているようですが、頭取という名称は国立銀行にのみ義務付けられており、私立銀行は、自由に名称を使用できるそうなので対象外とします。
私立銀行の中には、社長や総裁なども使用しているようですね。
総裁(そうさい)
総裁は、主に政府関連の組織や団体に使用されています。
上記でもでてきましたが、私立銀行の一部でも使用しているようです。
警視総監(けいしそうかん)
警視総監は、警察のみで使用されています。
警察組織のトップに与えられる最上級の名称です。
まとめ
今回は、社長と代表取締役について、くわしく解説してきました。
内容をまとめると以下です。
社長と代表取締役の違い
- 結論・・・社長と代表取締役は同じ意味ではない
- 「社長」・・・組織内部での名称、組織内部では基本1人だけ
- 「代表取締役」・・・会社法上の代表者、複数人あり
社長や代表取締役と同じような名称
- 「会長」・・・社長を退任した後に就任する「名誉職」として位置づけされている
- 「President」・・・社長を英語に直訳した単語
- 「CEO」・・・「最高経営責任者」という意味、社長と同等の名称
組織別のトップの名称
- 「社長」・・・一般的な会社のトップの名称
- 「CEO」・・・外国の企業、日本ではIT系や外資系のトップの名称
- 「頭取」・・・国立銀行のトップの名称
- 「総裁」・・・政府関連組織・団体のトップの名称
- 「警視総監」・・・警察のトップの名称
今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。