新米社長(就任予定)なんだけど、社長の仕事って一体何をしたらいいの?着任後にやるべき仕事ってあるの?
以上の疑問にお答えします。
記事を書いた人
こんにちは、LEO(レオ)です。
僕は中小企業の経営者として5年目になりますが、まだまだ経営の勉強中。
しかし、学んだこと、感じたこと、経験したことをアウトプットすることで、整理することができるし、読者の方の役に立てれば一石二鳥です。
というわけで、今後もどんどんアウトプットするぞ!
では、本題へ
社長の仕事とは?やるべき仕事は5つ
やるべき社長の仕事5つ
最初に結論をいうと、社長の仕事は何をやったっていいです。
効率よく、スピーディーに誰よりも多くの仕事をすることが大切です。
その中で優先的にやるべき仕事は、次の5点です。
- 決断すること
- 資金繰り
- 人を育成する
- 責任をとる
- 得意な仕事
以上の5点は、社長がやるべき最低限の仕事になります。他人に任せてしまうと倒産しますよw
その理由を解説していきます。
決断すること
最終的な決断は、社長自身が行う
会社運営に関わることは、社長自身の経営者目線で最終的な決断をするべきです。
決断は、想像以上に大変です。 それは、大きな責任があること。
場合によっては決断1つで、会社が倒産の危機にさらされてしまうこともあります。
そうなった時に、自分自身だけでなく社員やその家族に対する、責任も社長の両肩に重くのしかかります。
会社のトップである以上、その責任からは逃げることができません。
そのため、大事な決断はすべて社長自身がするようにしてください。
資金繰り
会社の資金繰りは、社長が直接管理
社長自身が直接管理する理由としては、以下の3点です。
- 銀行に融資の相談に行く
- 税金や返済の支払いが滞ったときに責任をとる
- オーナーや株主に会社の運営状況を説明する
会社のトップである社長でなければできない仕事です。
社員が安心して働けるよう土台を作る事が仕事と言えます。
また、お金にかかわる作業は、経理が管理しているという会社も多いと思いますが、その場合は、経理がまとめた資料の内容を確認し、会社の資金状況についてしっかりと把握しないといけません。
把握ができないと、経営状況が傾いてきたとき、どのような対策をうてばいいのかが分からなくなります。
そのため、常に資金状況を把握し、必要であれば資金繰りに動くということは、とても重要な仕事となります。
人を育成する
人の育成も、社長の重要な仕事
新入社員の教育について、細かいところに口を出したらいいのかといえば、そうではありません。
それは、社長に近い立場の管理職を育成することです。社長の頭の中にあるビジョンを実現させるには、管理職たちとビジョンを共有し、価値観を合わせていくことが大事です。
とくに社長にしかできない仕事が多くある場合は、仕事を割り振るために直接教えることになります。
そうなった時にビジョンの共有、価値観が似ていれば、部下も受け入れやすく理解も深まります。
そうしていきながら、社長の仕事はまた新しい事業も手掛けることができ、少しずつ組織は大きくなっていきます。
特に中小企業の一部では、人の育成に力を入れていないところもありますが、やはり業績は伸びていません。
決して、軽視しないようにしましょう。
責任をとる
基本的に会社全体の責任は、代表取締役がとる
ほとんどの企業では、代表取締役=社長となりますが、そうでないところもあります。
気になる方は 最速で経営者になる方法とは の記事をご覧ください。
「責任をとる」という事は、社長のやるべき事の中で唯一逃れられない仕事といえます。
最近はニュースでも良く見る謝罪会見もその一つ、何か不祥事が起きれば謝罪をし、たとえ社長自身が起こしていなくても、社員が起こした問題に対して責任を取らなければなりません。
また、世間的には「社長=会社の顔」のイメージが強く、いい意味でも悪い意味でも覚えられます。
社員には「何かあれば自分が対応する」と伝えておくだけでも、社員は安心するため、社内の意識はガラッと変わってくると思います。
社員にとって働きやすい環境を提供することも、社長の仕事ということですね。
得意な仕事
社長自身が最低でも1つ、他の誰にも負けない仕事をもつべき
その仕事をすれば社長の右に出る者はいないとなれば、社員からも信頼されるようになります。
また、社長は、社内で時給が高く、誰よりも成果を出さなければいけない存在です。
だからこそ、得意な仕事で成果を出せるように環境を整え、優先的に担当するようにしましょう。
社長が苦手な仕事は、代わりにやってくれる社員を探し出せれば、会社はきっとうまく回ることでしょう。
捨てるべき仕事
前章でもいいましたが、社長は会社の中で一番仕事をするべきです。
また、社長として会社の業務を把握しておくことは一番重要です。しかし、すべての業務を自分で行う状態が続いては、会社は次のステージに進めませんし、社長は忙しいまま、成長できません。
進むには信頼している部下へ業務を分担するということです。業務分担は社長の仕事の一部といってもいいです。
つまり「捨てるべき仕事」とは、社長自身がやらなくても可能な業務を部下へ業務分担することです。
そうすることで、部下も必然と育ちます。
それは、責任が大きいものであればなおさら。
部下の心理は「大事な業務を任せられた → 信頼 → 認められている → 頑張る」となるわけです。
現在、「忙し過ぎて現状維持の状態で会社を回すのがやっとだ」と思っていたら、今からでも業務分担していきましょう。
今すぐやれば、まだ間に合います。
まとめ
社長が優先的にやるべき仕事は、5つ
- 決断すること
- 資金繰り
- 人を育成する
- 責任をとる
- 得意な仕事
「捨てるべき仕事」…社長自身がやらなくても可能な業務を部下へ業務分担すること
最後に繰り返しですが、社長は社内の誰よりも時給が高い存在で、誰よりも成果を出さなければいけません。
また、社長がすべての業務を把握しておかなければ、急に社員が抜けたさいに対応ができなくなってしまい、最悪会社を潰してしまうことになります。
社長がしっかりと成果をあげられる会社は、着実に成長していくと言われています。
今すぐにでも自分自身の仕事を見直し、より成果をあげられる方法を考え、実行してみてください。それが社長として、成長するための第1歩になるはずです。