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中小企業の経営者の退職金の相場が知りたいな。
この記事ではこんなお悩みを解決します。
会社を辞めるときに会社から貰えるお金、それは退職金です。従業員だけでなく、経営者も同様に退職金はもらえます。
しかし、経営者の場合、退職金の額はかなり高額になるケースがほとんどです。そのため、起業したばかりの人はとくに相場を把握しておきたいですよね。
そんな方にむけて、当記事では経営者の退職金について、詳しく丁寧に解説していきます!
気が付けば退職金の額が少なすぎて「こんなはずではなかった・・・」となってしまう人もいるので注意しておきましょう。
当記事を参考に金額の設定や見直しをおこなうことができるので、ぜひ最後までご覧ください!
本記事の内容- 中小企業経営者の平均退職金
- 在任期間別の平均退職金
- 役職別の平均退職金
- 年齢別の平均退職金
- 職種別の平均退職金
- 社員数別の平均退職金
- 現役経営者&副業ブロガーのLEO (れお)
- 会社運営歴6年
- 定期的に退職金の見直しを実施
上記のように、経験して本記事を書いています。少しでも参考になればと思います。
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中小企業経営者の平均退職金
![中小企業経営者の平均退職金](https://leoblog.net/wp-content/uploads/2021/01/2C094858-2E6D-4AF7-AD64-0467E8CACEC5-min-1029x600.png)
さっそくですが、中小企業経営者の全体の平均退職金は・・・約3,300万円という結果となりました。
しかし、上記は2019年当時の中小企業の元役員の退職金額の平均なので、かなりざっくりとしています。そのため、さまざまな基準を設けて集計結果をご用意しましたので、ご紹介していきます。
在任期間別の平均退職金
![在任期間別の平均退職金](https://leoblog.net/wp-content/uploads/2020/12/990dcef9f44fb6c91fc327d12794c554-1027x600.jpg)
まずは、「在任期間別の平均退職金」です。結果は下記のとおりです。
- 40年以上・・・1憶2,605万円
- 30年以上~39年以下・・・1憶1,422万円
- 20年以上~29年以下・・・3,285万円
- 10年以上~19年以下・・・1,556万円
- 5年以上~9年以下・・・1,094万円
- 4年以下・・・708万円
当たり前ですが、就任が長ければ長いほど金額は多くなっています。しかし、30年以上になると、金額がいきなり上がっているのは何故でしょうか?
その理由は、30年以上就任しているほとんどが「代表取締役」だからです。
「代表取締役」というのは、会社を運営する経営者たちの代表です。多くの中小企業では主に「会長」か「社長」が就任していることが多いです。また、「代表取締役」に選ばれると、役員の定年を設けていない会社が多く、可能な限り働く人も珍しくありません。
実際に、私が継いだ会社の先代も80歳過ぎまでトップとして元気に働いていましたし、退職金も高額となりました。
このように、役職も高く、就任期間が長いほど退職金は高額になっています。
役職別の平均退職金
![役職別の平均退職金](https://leoblog.net/wp-content/uploads/2020/12/1b67e8d2cef479386448dab982d30e78-1067x600.jpg)
つづいて、『役職別の平均退職金』です。結果は下記のとおりです。
- 会長・・・1憶4,974万円
- 社長・・・4,386万円
- 専務(副社長)・・・2,140万円
- 常務・・・1,365万円
- 取締役・・・1,017万円
もうお分かりのとおりですが、役職が高いほど高額になっています。
役員も一般社員と同様に役職が高いほど、退職金の掛け率があがるからですね。
また、「会長」の退職金が多い理由としては、「社長」を経験している方が会長職になる場合が90%以上で、年齢は70歳以上の方がほとんどです。また、勤続年数としても40年以上の方ばかりなので高額になっています。
「会長」の退職金が多いのも納得ですね。
年齢別の平均退職金
![年齢別の平均退職金](https://leoblog.net/wp-content/uploads/2020/12/7c2cd0995d3c507cc06e69cb3ffd197d-1067x600.jpg)
つづいて、『年齢別の平均退職金』です。結果は下記のとおりです。
- 70歳以上・・・8,766万円
- 65歳~69歳・・・1,953万円
- 60年~64年・・・1,365万円
- 50歳代・・・1,194万円
理由は、「役職別の平均退職金」でも少し触れていますが、70歳以上の方のほとんどは「代表取締役」に就任していた方なので、高額になっています。
中には90歳の方も数名いたので、驚きました。
![](http://image.moshimo.com/af-img/0068/000000004153.gif)
業種別の平均退職金
![業種別の平均退職金](https://leoblog.net/wp-content/uploads/2020/12/e725090ea2f844ec2fd50054ac66414a-1067x600.jpg)
つづいて、業種別にみていきましょう。「業種別の平均退職金」は、下記のとおりとなりました。
- 製造業・・・4,458万円
- 建設業・・・2,029万円
- 卸・小売業・・・2,389万円
- サービス業・・・1,727万円
- その他・・・3,071万円
圧倒的に製造業が多い結果となりました。
理由としては、戦後から高度経済成長期は、製造業の数が圧倒的に多い状況でした。その頃の創立者または2代目が長い間、就任して退職したというパターンが多いためです。
![事業別GDP構成比の変化](https://leoblog.net/wp-content/uploads/2021/01/60148fa9cfacdafe90aa04fcd43a9a79.png)
上の画像のように現在の日本ではサービス業が1番多い30%のため、将来的にはサービス業がトップになる可能性はあります。
製造業は20.7%と、少しづつ減少傾向にあります。
社員数別の平均退職金
![社員数別の平均退職金](https://leoblog.net/wp-content/uploads/2020/12/d9a57a43ad4d67ccdfaeff2e224c9aed-1067x600.jpg)
最後におまけの「社員数別の平均退職金」です。下記のとおりとなりました。
- 301名以上・・・4,470万円
- 101名~300名・・・3,548万円
- 51名~100名・・・2,903万円
- 21~50名・・・2,781万円
- 20名以下・・・1,608万円
人数が多いほど、事業の規模もおおきいため、退職金があがるのは当たり前ですが、一応参考のために集計しました。
100名以上が予想より金額がでていないのは、企業が大きいほど役員の入れ替わりが早いため、金額もすくないと考えられます。
全体的に、とびぬけて高額という結果ではないため、逆に驚きですね。
まとめ
![退職金](https://leoblog.net/wp-content/uploads/2021/01/001-1000x600.png)
今回は、中小企業の経営者の平均退職金をまとめてみました。
内容をまとめると以下です。
中小企業経営者の平均退職金中小企業経営者の全体の平均退職金は・・・約3,300万円
在任期間別の平均退職金- 40年以上・・・1憶2,605万円
- 30年以上~39年以下・・・1憶1,422万円
- 20年以上~29年以下・・・3,285万円
- 10年以上~19年以下・・・1,556万円
- 5年以上~9年以下・・・1,094万円
- 4年以下・・・708万円
- 会長・・・1憶4,974万円
- 社長・・・4,386万円
- 専務(副社長)・・・2,140万円
- 常務・・・1,365万円
- 取締役・・・1,017万円
- 70歳以上・・・8,766万円
- 65歳~69歳・・・1,953万円
- 60年~64年・・・1,365万円
- 50歳代・・・1,194万円
- 製造業・・・4,458万円
- 建設業・・・2,029万円
- 卸・小売業・・・2,389万円
- サービス業・・・1,727万円
- その他・・・3,071万円
- 301名以上・・・4,470万円
- 101名~300名・・・3,548万円
- 51名~100名・・・2,903万円
- 21~50名・・・2,781万円
- 20名以下・・・1,608万円
今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
![](http://image.moshimo.com/af-img/0068/000000004153.gif)