本をたくさん読んでいる経営者が多いけどなんでなのかな?企業を考えているんだけど、本を読む時間があれば、行動した方がいいんじゃない?
こんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 経営者が本を読むべき理由
- 経営者に必要な知識
- 経営者になるなら読むべきおすすめ本3選
記事を書いた人
こんにちは、LEO(れお)です。僕は大学卒業後、2年目で中小企業の経営者となり今年で6年目となります。社内改革を行い、3期連続増収増益を続けています。
この記事を書いている僕も最初は「経営者は時代の変化によって自分の感性で判断していけばいいんじゃないの?本を読むより、行動でしょ。」と思っている時期がありました。
しかし、経営者になる自覚が大きくなればなるほど、責任感や劣等感などから「今のままじゃだめだ」と不安になり、自分の足りないモノを補うために「まずは本を読んでみよう」と思いました。
この記事を読んでいる方は、将来または現在、人の上に立って導くことが仕事の方が多いのではないでしょうか。
本記事では、経営者を目指している人や後継者の人へ、経営者が本を読むべき理由と将来役に立つおすすめの本を紹介していきます。
目次
経営者が本を読むべき理由
結論、本を読む理由はいろいろありますが、1番の理由は、自分の不足しているモノを補うために、先人たちのビジネスマインドや成功事例・失敗談などを吸収し、プラスに変えるためだと思います。
発明王として有名なエジソンは、読書家としても有名でした。エジソンは、さまざまなジャンルの数えきれないほどの本を読み、その知識が発明に活かされたと言われています。(メモが5万枚以上みつかっています。)
経営者も同じで、本を読むことでインプットした知識は、やがて新しいアイデアとなり、会社の成長に役立ってきます。
経営者は、会社の代表であり、会社を成長させるのが本来の仕事なので、経営者自身が情報を吸収し、考え、行動に移さなければなりません。
「経営者の成長=会社の成長」「経営者の衰退=会社の倒産」へと繋がるからです。
本はあくまで情報をインプットするための手段のひとつですが、経営者自身の成長のために読書はおすすめです。
経営者に必要な知識
経営者はどんな知識を身に着けておくといいのでしょうか。
私が考えるのは、以下の3つです。
- 経営学
- 心理学
- 会計学(企業会計)
上記をみると「なんか難しそう」と思うかもしれませんが、「マスターしてください」と言っている訳ではありませんのでご安心を。
上記について、深堀りしていきます。
経営学
経営者は、お分かりのとおり、経営について知っておく必要があります。
理由は、経営の基礎部分を理解していないと失敗する確率が高くなるからです。
例えば、時代の背景・顧客のニーズ・情報の誤りなどがもとで、戦略を誤ってしまい一つの決断だけで倒産した会社は星の数ほどあります。
失敗は決して悪い事ではありませんが、企業の場合は損失が大きくなることもあり、できることならリスクは最小限にとどめなくてはなりません。
企業は、社員・機械設備・資金・情報などの資源により成り立っており、とくに社員には家族がいます。倒産した場合、全員が路頭に迷うことだってありえます。
そうならないためにも、経営者は責任感を持ち、経営の基礎をしっかり理解したうえで行動した方が、リスクを最小限にするための唯一の方法となります。
僕は祖父(元経営者)から「社員数で考えたらあかん、社員数の3倍で考えろ」と言われてきました。この3倍というのは、「家族を含めて考えろ」という意味です。「経営者は社員やその家族を背負っていることを忘れるな」という先代からの教えでした。
心理学
経営者は、心理学を身に着けましょう。
理由は、人の心理を理解しておくといろいろな場面で役に立つからです。
たとえば、以下のことが可能です。
- 人を動かすときの言い方ひとつで、気持ちよく動いてくれる
- 部下を叱る場面でモチベーションが下がらないような叱り方ができる
- 業績が落ち込んでいるときに社員の士気を高める
- 交渉をうまくまとめられる
上記以外にもたくさん活用できます。
有名な経営者が全員とまではいいませんが、人の心理をうまく応用して活用していたことがわかっています。
経営者が心理学を身に着けることは、組織の風通しを良くし、団結力を上げることで、会社の成長にも大きくつながっていきます。
会計学(企業会計)
経営者は、会計学を身につけましょう。
理由は、業績が重要な判断材料だからです。経営者にとって、最大の敵は「時代の変化」であり、時代は会社の都合などおかまいなしに驚異的な速さで変化しています。
そんな中で、会社の舵取りをする経営者が、業績の変化にも気づかずそのまま放置となれば、最悪「倒産」となります。業績はいわば会社の診断書みたいなものです。
経営者は、少しの変化も敏感に反応するくらいがちょうどいいです。
経営者になるなら読むべきおすすめ本3選
今回おすすめするのは、前述した「必要な3つの知識」がふくまれている本をご紹介します。経営者に必要なマインドや資質などもかかれており、勉強になると思いますよ。
是非参考にしてみてください。
世界最高の人生戦略書孫子【 著者:守屋洋 / SBクリエイティブ 】
企業を目指している人、経営者の人であれば一度は読んでほしい一冊です。
理由は、経営戦略や組織のトップの心構えなど現代社会においても参考になることが書かれているからです。
ソフトバンクのトップの孫正義さん、マイクロソフトのビル・ゲイツも愛読しています。
この本を読むと経営者マインド、人を動かすコツを養えるので、ぜひ参考にしてみてください。
考え方~人生・仕事の結果が変わる【 著者:稲盛和夫 / 大和書房 】
こちらは、京セラやKDDIの創業者である稲盛和夫さんの本でして、人として「成長したい」「変わりたい」と思っている方に読んでいただきたい一冊です。
稲盛さんは「経営とは、人として正しい生き方を貫くことだ。」と強くこの本で説いており、長年の経験をもとに、人としてのあり方を詳しく教えてくれるからです。
他にもビジネスマインドや成功と失敗などについても参考になります。
数字は人格 【 著者:小山昇 / ダイヤモンド社 】
こちらの本は、業績の「どこの数字」を読めばいいか分からないという方に読んで頂きたい本です。
なぜなら、経営者は数字を読んで素早く、環境や会社の変化に気づかないといけないからです。
中小企業の経営コンサルで有名な小山昇さんは、数字にとても強い方です。僕もこの本を読んで以降、数字の意識が変わりました。
この本は経営者だけじゃなく、社員教育に用いてもいいほど分かりやすく解説してくれています。ぜひ、参考にしてみてください。
まとめ
今回は、経営者になるなら経営本を読むべき理由【おすすめ本も紹介】を解説してきました。
内容をまとめると以下です。
経営者が本を読むべき理由
- 自分の不足しているモノを補うために先人たちのマインドや成功事例・失敗談などを吸収し、プラスに変えるため
- 経営基礎を理解した上で、行動した方が、リスクを最小限に抑えることができる
経営者に必要な知識
- 経営学
- 心理学
- 会計学(企業会計)
経営者になるなら読むべきおすすめ本3選
- 孫子の兵法【 著者:守谷洋 / 三笠書房 】
- 考え方~人生・仕事の結果が変わる【 著者:稲盛和夫 / 大和書房 】
- 人を動かす【 著者:デール・カーネギー / 創元社 】
大事なことなのでくりかえし書きますが、経営者(=人として)の成長が、会社の未来を左右しています。
そのため、つねに情報を吸収し、考え、行動にうつさなければなりません。
本は情報だけでなく、自分の考えや行動を(本の内容と比較することで)客観視することができ、気づきを与えてくれます。
「今の自分を見直したい」「成長したい」と思っている方も、ぜひ本を読んでみましょう。
本を読み終わったあとは、すぐに行動です。かならず変われますよ!
さいごに、経営に役立つおすすめの本も紹介していますので、参考に読んでみてください。
>>経営者としてレベルアップできるおすすめの経営本【間違えない選び方】
今回はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。