経営の勉強として経営本を読みたいんだけど、たくさんあって迷ってしまう。内容としても間違いがない、おすすめの本がしりたい。
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
- 国内の人気な経営本5選
- 国外の人気な経営本5選
- 人気な経営本おまけ3選
記事を書いた人
こんにちは、LEO(れお)です。会社経営は歴6年目の経営者で、ブロガーとしても活動しています。
本記事は下記のような人にオススメしています。
経営を勉強するために経営本を探している
- 経営初心者
- 学生
- 起業を考えるビジネスパーソン
以上の方へ向けて記事を書いています。
経営にかんする本って星の数くらい存在していて、探そうにもどれから手を付けたらいいのかわからないですよね。時間とお金さえあれば、気になった本を片っ端から読むことも可能ですが、現実的に時間もお金もないし、効率もよくありません。
今回ご紹介する13冊の本は、経営者の方が愛読している本を中心に、人気が高く、内容もハズレがない本を選んでいます。国内と国外別にまとていますので、是非参考にしてみてください。
この13冊をすべて読めば、経営者の視点やマインド、やるべきことなどが自ずとわかってくるはずです。
さっそく、ご紹介していきます。
目次
国内の人気な経営本5選
まずは、国内で発行された人気が高い経営本5冊です。
- 世界最高の人生戦略書 孫子
- 道をひらく
- 夢を力に―私の履歴書
- 生き方 人間として一番大切なこと
- 経営者になるためのノート
1冊ずつ紹介していきます。
世界最高の人生戦略書 孫子
- 発売日:2018/2/19
- 著 者:守屋 洋
- 出版社 : SBクリエイティブ
1冊目は、守屋 洋氏の『世界最高の人生戦略書 孫子』です。
大元の内容は、紀元前500年頃の古代中国の武将で軍事思想家だった孫武(そんぶ)によって執筆されました。
この本の特長は、単なる「戦争論」ではなく、「人間論」すなわち、人間心理を徹底的に分析された内容である点です。例えば「兵とは国家の大事なり」という言葉がでてきますが、これは兵士がいるからこその国家があり、大事にすることで国は強くなるという教えです。
その他にも「チームワークを向上させる方法」「兵士のモチベーションの上げ方」などがかかれており、現代社会にも通用する内容がかかれています。
リーダーの品格を養うことができる1冊です。
道をひらく
- 発売日:1968/5/1
- 著 者:松下 幸之助
- 出版社 : PHP研究所
2冊目は、ベストセラーとなった「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助氏の『道をひらく』です。
パナソニックを1代で築き上げた日本を代表する実業家が経営をするうえで大事にしてきたモノゴトの考え方について、知ることができる1冊です。
人として成長することが、経営者としての成長に繋がると本書では述べています。
人として成長できるような、多くの気づきが得られる1冊です。
夢を力に―私の履歴書
- 発売日:2001/7/1
- 著 者:本田 宗一郎
- 出版社 : 日本経済新聞出版
3冊目は、自動車メーカーHondaの創始者である本田 宗一郎氏の『夢を力に―私の履歴書』です。
独創的技術を追求し続けた本田 宗一郎氏の魅力あふれる生きざまと思想をしることが出来ます。
本書の中の1文を紹介すると、『私がやった仕事で成功したのは1%で、99%は失敗だった』この言葉のとおり、本書ではさまざまな体験談が書かれています。
落ち込んでいるときに本書を読むと馬鹿らしく感じるくらいの、本田氏のバイタリティを感じてください。
生き方 人間として一番大切なこと
- 発売日:2004/7/22
- 著 者:稲盛 和夫
- 出版社 : サンマーク出版
4冊目は、京セラとKDDIの創業者である稲盛 和夫氏の『生き方』です。
本書は経営者のノウハウを記した書ではなく、人として共通する道徳的観念について意見を述べた1冊です。
例えば、稲盛氏は京セラ創業当初、経営に関して素人だったとき、日々の意思決定を「人間として何が正しいのか」を判断基準としていました。深堀りすると次のようなことです。
- 嘘をつくな
- 正直であれ
- 欲張るな
- 人に迷惑をかけるな
- 人には親切にせよ
人間として当たり前のようなルールを守ることで、迷いなく進んでこれたと稲盛氏は言っています。
「経営者として成長する前に、まずは人として成長せよ」と教えてくれる1冊です。
経営者になるためのノート
- 発売日:2015/8/24
- 著 者:柳井 正
- 出版社 : PHP研究所
5冊目は、ユニクロの柳井 正 氏の『経営者になるためのノート』です。
柳井氏の経営哲学やユニクロの経営理念についてまとまっており、ユニクロの幹部社員教育にも使われている本です。
この本の特長は、本文に対する感じたことやアイデアなどをメモができるように余白がある点です。大事にしたい部分や読んだ当時に自分がどう思っていたのかを読み返すことが出来ますので、自分がどれだけ成長できたか確認することができます。
経営者に必要な4つの力
- 変革する力
- 儲ける力
- チームを作る力
- 理想を追求する力
以上のような経営者に必要な考え方を教えてくれる1冊です。
国外の人気な経営本5選
次に著者が外国人の人気な経営本5冊を紹介します。
- マネジメント - 基本と原則
- 成功哲学
- 人を動かす
- ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
- プロフェッショナルマネジャー
これも1冊ずつ紹介していきます。
マネジメント - 基本と原則
- 発売日:2001/12/14
- 著 者:P.F. ドラッカー
- 出版社 : ダイヤモンド社
1冊目は、『マネジメント - 基本と原則』です。
本書は、「マネジメントの発明者」であるドラッカーのマネジメント論を初心者向けにまとめた1冊です。
ドラッカーのマネジメント論は、初版から年月がたっているにもかかわらず、今もマネジメントのバイブルとして、世代を超えて多くの人に読み続けられています。
内容は、ドラッカーによる考察によって構成されており、現在でも通用する手法ばかりです。本書の中で、マネジメントには三つの役割があるとドラッカーはいいます。
- 自らの組織に特有の使命を果たす
- 仕事を通じて働く人たちを生かす
- 自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する
現代の成功している企業は、上の3つの役割をもとに経営をおこなっています。
マネジメントの「基本と原則」が詰まっている、バイブル的な1冊です。
成功哲学
- 発売日:2016/11/21
- 著 者:ナポレオン・ヒル
- 出版社 : アチーブメント出版
2冊目は、ナポレオン・ヒルの『成功哲学』です。(日本語訳完全版)
本書は、著者が20年かけて世界の成功者500人にインタビューし分析した、「成功の法則」が書かれています。
文章レベルは少し高めですが、見どころである「成功するための15の法則」だけでも知っておく価値はあります。経営者として事業を成長させるためにも役立つ法則だからです。
自分の人生を自分のものにするための法則を教えてくれる1冊です。
人を動かす
- 発売日:2016/1/26
- 著 者:D・カーネギー
- 出版社 : 創元社
3冊目は、日本で500万部以上のベストセラーとなったデール・カーネギーの『人を動かす』です。
本書は、人間関係を円滑にするための話し方や接し方の極意を30ポイントまとめた本です。
ビジネスをするうえで「人との関わり」を無視することはできません。取引先であったり、上司・部下であったりと必ず他人と関わることになります。そのような時に関係性をもっと良くすることで、ビジネスに繋げることができます。
マネジメントのレベルを上げたい、人間関係に悩んでいる人におすすめの1冊です。
活字がニガテな方は、漫画版もおすすめです。
ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
- 発売日:2001/5/18
- 著 者:エリヤフ・ゴールドラット
- 出版社 : ダイヤモンド社
4冊目は、世界的ベストセラーになったエリヤフ・ゴールドラットの『ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か』です。
本書は、機械メーカーの工場長である主人公を中心に繰り広げられる工場の業務プロセス改善を主題にした小説です。世界的ベストセラーになったにも関わらず17年間日本語の翻訳が禁じられていました。
ストーリーを通して、サプライチェーンマネジメントや生産管理など、解決策あるいは気づきを与えてくれる1冊です。
プロフェッショナルマネジャー
- 発売日:2004/5/15
- 著 者:ハロルド・ジェニーン、アルヴィン・モスコ−
- 出版社 : プレジデント社
5冊目は、社長就任後14年半(58四半期)連続増益という驚異的な記録を出したハロルド・ジェニーンの『プロフェッショナルマネジャー』です。
本書は、「経営の鬼神」と呼ばれるハロルド・ジェニーンの経営回想録で、簡単にいえば実直な経営哲学です。
ユニクロの柳井氏が愛読しており「人生で最高の経営書」というほどの良本です。
トップ経営の本質が知りたい方におすすめです。
人気な経営本おまけ3選
さいごにおまけの3冊をご紹介します。
- 君主論
- ドラッカー 365の金言
- FACTFULNESS
上記の3冊は余裕がある人に見て頂きたい本です。
君主論
- 発売日:2018/2/23
- 著 者:ニッコロ・マキャヴェリ
- 出版社 : 中央公論新社
1冊目は、ルネサンス期のフィレンツェ共和国で外交官を務めていたニッコロ・マキャヴェリの『君主論』です。マキャヴェリの『君主論』の思想のことを「マキャベリズム」とも呼ばれています。
内容は、当時外交官を務めていたマキャヴェリから見て、君主(国家統治者)はどうあるべきなのかがくわしく書かれています。要約すると「美化を排除し徹底して現実を認識する」「目的のためには手段を選ばない」という2つのことが分かります。
例えば、本文の1文で「信義を守ることなど気にしなかった君主のほうが、偉大な事業を成し遂げている」とかかれていますが、日本の偉人でも徳川家康や大久保利通など手段をえらばずに偉大なことを成し遂げた偉人はたくさんいます。このように、「君主=経営トップ」と置き換えて読んでみると、トップとしての考え方や行動など得るものがたくさんあります。
リーダーとしてレベルアップを図りたい方におすすめの1冊です。
ドラッカー 365の金言
- 発売日:2005/12/2
- 著 者:P.F. ドラッカー
- 出版社 : ダイヤモンド社
2冊目は、P.F. ドラッカーの『ドラッカー 365の金言』です。
1日1ページ読み、考え行動することで、読み終えた1年後の自分を変えるという仕組みです。
心に響く言葉の数々です。
勉強にもなる本ですが、自分のモチベーションを高めるのにも使える1冊です。
FACTFULNESS
- 発売日:2019/1/11
- 著 者:ハンス・ロスリング
- 出版社 : 日経BP
3冊目は、ビジネス書大賞2020を受賞したハンス・ロスリングの『FACTFULNESS』です。
本書は、世間に広まっている間違った情報や見方と、それが生まれる原因について解説してくれる本です。
医師であり教育者でもあったハンス・ロスリングは家族と共に「事実に基づいて世界をみれば、世界はもっと良くなる」ことを信じて、この本を書いたと言います。
マイクロソフトのビル・ゲイツや、元大統領のバラク・オバマという世界的なトップリーダーが絶賛する内容です。
正しい知識を身につけることで正しい判断ができるため、これからの経営者やリーダーは読んでおくべきおすすめの1冊です。
まとめ
今回は、経営者が愛読している人気なおすすめ経営本13冊をご紹介してきました。
内容をまとめると以下です。
国内の人気な経営本5選
- 世界最高の人生戦略書 孫子
- 道をひらく
- 夢を力に―私の履歴書
- 生き方 人間として一番大切なこと
- 経営者になるためのノート
国外の人気な経営本5選
- マネジメント - 基本と原則
- 成功哲学
- 人を動かす
- ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か
- プロフェッショナルマネジャー
人気な経営本おまけ3選
- 君主論
- ドラッカー 365の金言
- FACTFULNESS
いかがでしたでしょうか?
1冊でも気になる本が見つかれば嬉しいです。
1流の経営者を目指すには、読書だけではダメで、洞察力と実行力が必要です。力をつけるためにも、本をたくさん読み、実行して失敗や成功などの経験をするという、日々の積み重ねが大事です。
『継続は力なり』の言葉のとおり、読書も1つの習慣として継続していきましょう。
本記事で紹介した経営本以外も、目的別にご紹介していますので、参考にしてみてください。
>>経営者としてレベルアップできるおすすめの経営本【間違えない選び方】
今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。