経営者になるにはどうしたらいいのかな。準備するものは?何を勉強したらいいの?
取っておいた方がいい資格があれば知りたいな。
こんな疑問にお答えしていきます。
記事を書いた人
こんにちは、LEOです。
本記事を書いている僕は、現役経営者で、現在で5年目となります。業績の方も今期で3期連続で増収増益となっています。
お付き合いしている方たちは、経営者の方が大半で、その方達の体験談も含めて書いています。
参考にして頂ければ幸いです。
目次
最速で経営者になる方法とは
経営者とは? 経営者=役員ではない
まず、経営者とはなにか。「組織の経営について責任を持つ者」のことです。
要は、不足の事態が起きたときの責任は経営者が背負うことになります。
社員・顧客・取引先・株主など関係している方たちのためにも、会社のトップとして日々堅実に運営を行う人のことを指します。
社内の役割としては、経営方針や経営計画を立案・決定をおこないます。
経営者=役員だと思っている方も多いですが、少し違います。
会社法・商業登記法で定められた「役員」とは、下の図のようになっています。
図でお分かりの通り、経営者と役員の違いは、正しくは経営者=取締役なので、覚えておきましょう。
経営者になるには、大きく2つの方法がある
一つ目は、会社を自ら設立して、経営者(代表取締役)になる方法です。
タイトルの答えは、ズバリこれ。最速の方法です。
10~30万円ほどの資金があれば設立できます。
必要書類などを用意して、登記するまでは大変ですが、それも経験してみた方がいいでしょう。
資金をたくさん持っている人は、会社を買収することも可能です。
最近は、後継者不足の影響で業績は良好だけど、仕方なく会社をたたむところも多くなってきています。
その影響で、中小企業でもM&Aが活発になってきていますね。
どちらにせよ、未知の領域に足を踏み入れるようになるので、安定するまではスーパー忙しくなります。
しかし、やりがいはあると思いますよ。
M&Aが気になる方はこちら↓
二つ目は、企業に入社して、実績を積み、時間をかけて経営者になる方法です。
後継者がいる場合もこちらに該当します。
実績をつくることによって、社内の中で評価され、昇格することで、実力・自信がつき、周りからの信頼も獲得できるので、時間はかかりますが無難な方法ですね。
しかし、会社の規模が大きければ大きいほど、経営者になれる確率は少ないです。
また、中小企業の大半が家族経営なので、総合的にはデメリットの方が多く、筆者としてはおすすめしません。
経営者の資質8つのポイント(=向いている人)
方法は何となくわかったけど、自分は経営者の資質はあるのか気になるという人のために、偉大な経営者たちの共通点を8つ用意してみましたので、参考にしてください。
- 精神面が強い・・・どんな時もポジティブに考える
- 数字に強い・・・経営戦略は数字が読めないことには始まらない
- 自分一人でも食べていけるスキルを持っている・・・一人になっても利益を生み出せる
- 包容力がある・・・従業員の心をつかむこと、寛容さは大切
- フットワークが軽い・・・ビジネスはスピードが大事
- 好奇心旺盛で積極的・・・新たなニーズを素早くキャッチ
- 自信がある・・・責任を負った状態で自分を信じることができるか
- 自分で会社を立ち上げることのリスクを恐れない・・・リスクを恐れては前に進めない
など、どうでしょうか。当てはまりますか?
経営者を志すのであれば、自分磨きを今から始めてみましょう。
一気に経営者になる方法
会社設立までの流れ
会社設立まではの簡単な流れを紹介します。
- 定款の作成・・・会社の名前や目的、資本金額など基本事項を決める
- 定款の認証・・・公証役場に行き、正式な定款であるか証明してもらう(合同会社はいらない)
- 資本金の払い込み・・・出資者が代表の口座へ出資金を振り込む
- 登記申請・・・必要書類をすべて揃えて、法務局へ提出、不備がなければ1~2週間で手続き完了
登記に関して気になる方はこちら↓
準備・勉強方法
準備することといえば、最低限の知識と技術を身に着けておくことです。
会社法はもちろん、販売する商品についてや財務関連、経営知識などを本やセミナーなどで身に着けておいた方が、トラブルは少なくて済みます。
そして一番のポイントは、まず小さく始めるっていうことが大切なので意識してみてください。
時間をかけて経営者になる方法
入社から経営者までの流れ
入社すると、それぞれのクラスで、その時の上司から高評価を受けることで、昇格できるかが決まります。
通常の会社は、上から下の順に昇格していくイメージです。
- 平社員
- 主任(班長・リーダーなど)
- 係長
- 課長
- 次長
- 部長
- 本部長・室長
- 執行役員
- 取締役(役員)
また、取締役の中でも階級を設けているところがほとんどです。
(上から下へ昇格していくイメージです。)
- 取締役
- 常務取締役
- 専務取締役
- 取締役副社長
- 取締役社長
- 取締役会長
注意としては、代表取締役=社長ではありません。
代表権は会長や専務がつけているところもありますので、お間違いなく。
準備・勉強方法
準備は特に必要ありません。
勤務していると必然と見ついてくるはずです。
しかし、経営者を志すのであれば、早い段階からでも経営者に関する本を読むなどして知識をつけておくとよいでしょう。
経営者まで後もう一歩という方は、セミナーを1度受けてみてもいいかもしれませんね。
経営に関する本は、下記で紹介していますので参考にどうぞ
取っておいた方が役に立つ資格3選
結論をいうと、役立つ資格はあるが、資格はなくてもいいです。
資格を取るぐらいなら、その資格の勉強時間を、経営の本を読んだり、セミナーに参加したりなど、経営の勉強に使うことをおすすめします。
ただ、業務によっては必要になってくる資格は別です。
例えば、移動するための車の免許とか、レストランを経営であれば、料理免許や衛生面の資格が必要になってくると思います。
業務に必須となる資格は、どんどん取得してください。
中には、「自信をつけるためにどうしても取っておきたい」と思う人もいると思います。
その方には以下の3つをおすすめします。
税理士
非常に難しい上に時間がかかりますが、数字のプロなので、間違いなく経営に役立ちます。
顧問税理士を雇わなくてもいい、会社の数字が分かるなど。
この資格だけでも仕事ができます。
中小企業診断士
会社に対して様々な角度から分析ができるので、経営をする上では有利です。
あと、中小企業診断士の資格を持っているだけで、コンサルタントのお仕事ができますので、おすすめします。
中小企業診断士試験をご検討の方、必見商業簿記2級以上・・・難易度普通(上記と比べて)
取得するまでのコストや期間がかからないので、おすすめしています。
貸借対照表・損益計算書などの必要な書類を理解できるようになるので、必要であれば挑戦してください。
スマホとパソコンで資格学習まとめ
- 経営者は取締役のことを指す
- 自ら会社を設立して手っ取り早く経営者になる方法
- 組織内で時間をかけて経営者を目指す方法
- 準備は経営本やセミナーなどでを勉強しよう
- 経営者に必ず必要な資格はないが役に立つ資格はある
以上となりますが、いかがでしょうか。
経営者と言っても世の中にたくさんおりますし、色んな考え方がありますので、資質8つのポイントを紹介しましたが一概には言えません。
経営の世界に踏み込んだ後で、成長する人はたくさんいますのでそこは気にせず、挑戦してみてください。