
中小企業の経営者の平均年齢が知りたいな。
このような悩みを解決します。
本記事の内容
- 中小企業経営者の平均年齢
- 資本金別の平均年齢
- 社員数別の平均年齢
- 職種別の平均年齢
- 役職別の平均年齢
- 経営者に定年はあるのか?
記事を書いた人
こんにちは、LEO (れお)です。大学卒業後、2年目で経営者となり、現在6年目になります。

僕は仕事の一環として、経営者の方や企業を考えている方と積極的にコミュケーションをとるように心掛けていますが、中小企業の経営者は年齢層が本当にバラバラなんです。年齢層がちがうと価値観も変わってきますから、先輩方の話をきいているといい刺激になります。
今回は、中小企業の経営者に的をしぼり、経営者の年齢層をさまざまな視点でまとめてみましたので、参考にしていただければと思います。
そもそも中小企業って何?という方は下記記事を参考にしてください。
>>【最新】中小企業の社長の年収は?資本金別や業種別で平均年収を調べてみた
さっそく紹介していきましょう。

目次 [表示]
中小企業経営者の平均年齢

さっそく結論ですが、全体的な中小企業経営者の平均年齢は58.7歳でした。
大きな要因は、戦後の復興期1950年代から高度経済成長期1970年代の間に起業した創業者(または2代目)の高齢化がすすみ、世代交代をしなければならない時期になっているからです。
例として下の図の『年代別に見た中小企業の経営者年齢の分布』を見てみましょう。

1995年時点は、40歳後半の経営者が1番多いことがわかります。そして、23年後の2018年時点では1番多かった40歳後半の経営者が約70歳と高齢になっており、いまだに現役の経営者として活躍しているのが現状です。
つづいて、下の『経営担い手の推移』もみてみましょう。

1992年から2017年にかけて、中小企業経営者の数と年齢別の割合がわかるようになっています。
1992年では、「59歳以下_69%、60歳以上_31%」であるのに対して、2017年では「59歳以下_49%、60歳以上_51%」と60歳以上が半分以上となっているのがわかります。
実際、筆者が経営する会社の前任者も70歳後半ですし、知り合いの経営者も60歳以上が圧倒的におおいので、納得です。
このように、中小企業経営者の平均年齢が高いのは、60歳以上が半分以上であるからというのが大きな理由です。
ここからは、「資本金、社員数、職種、役職」に分けて平均年齢をだしてみたので、簡単に解説していきたいと思います。
資本金別の平均年齢

上の画像は、資本金別の平均年齢です。結果は、ごらんのとおり。
資本金別の平均年齢
- 3億円以上 10億円未満・・・56歳
- 1億円以上 3億円未満・・・59.2歳
- 3000万円以上 1億円未満・・・58.7歳
- 3000万円未満・・・58.7歳
資本金は高いほど事業規模も大きいため、1つの企業で常勤役員は5名以上が多く、基本的に経営者の入れ替わりは定期的に行われている傾向があります。
子会社の立場であれば、親会社の部長クラスの人間が子会社の経営陣としておくられてくることがほとんどです。
そういった理由から、資本金3億円以上の企業は比較的に若いといえます。
資本金3億円以下の企業は、元社長が会長という形で残っているところが多く見受けられます。
社員数別の平均年齢

上の画像は、社員数別の平均年齢です。結果は、ごらんのとおり。
社員数別の平均年齢
- 301名以上・・・55.9歳
- 101~300名・・・56.6歳
- 51~100名・・・64.2歳
- 21~50名・・・57.8歳
- 20名以下・・・56.2歳
社員数51~100名のみ64.2歳と全体の平均年齢より高くなりました。
理由としては、中小企業で一番多いのがこの層だからです。また、元社長が会長として残っているのもこの層が多く、会長は70歳以上という結果です。
筆者の周辺の企業も51~100名に当てはまる企業がほとんどですし、経営のトップは60歳以上が大半です。
そのため、社員数51~100名のみが全体の年齢平均より高くなりました。
職種別の平均年齢

上の画像は、職種別の平均年齢です。結果は、ごらんのとおり。
職種別の平均年齢
- 製造業・・・56.5歳
- 建設業・・・60.6歳
- 卸・小売業・・・62.3歳
- サービス業・・・56.9歳
- その他・・・57.9歳
一番高い数値は、62.3歳の「卸・小売業」となりました。
「卸・小売業」が高い理由は、経営者自身が高齢でも可能な業務を率先して行っているからだと推測します。
「卸・小売業」は価格競争もあると思いますが、中小企業の場合だと、販売側の”人”で購入を検討するケースも多いです。そのため、経営者自身が引くに引けなくなり、自身で営業をしていたりします。
このようなケースは、「卸・小売業」には多いため数値が高くなっています。
役職別の平均年齢

上の画像は、役職別の平均年齢です。結果は、ごらんのとおり。
役職別の平均年齢
- 会 長・・・74.2歳
- 社 長・・・58.3歳
- 専務・副社長・・・58.7歳
- 常 務・・・55.7歳
- 取 締 役・・・58.3歳
ダントツで「会長」の74.2歳が1番高い数値となりました。
会長になる人は、社長をしていた人が就任するケースが基本的な流れとなっています。
そのため、「会長」は高齢の方が大半を占めています。
逆に「常務」の平均年齢が低いのは、後継者を育成するために配置している企業がおおいからだと推測します。
経営者に定年はあるのか?

結論、法律上は経営者に定年という概念はありませんが、企業によっては定年を設けているところはある。
経営者(=役員)は、従業員を雇用する側となるので、現在の法律では雇用者の定年は定められていないからです。(従業員は非雇用者なので、2020年11月現在では定年60歳以上と法律で決まっています。)
しかし、実際のところ経営者全員が定年無しだと、会社の成長の観点から後の人にも影響がでるため、社内の新陳代謝を起こす仕組みとして「役員定年制度」を導入している会社が多いです。
「役員定年制度」とは、会社内の規程により役員の定年を定める制度のこと。
参考として、定年時の平均年齢をまとめてみました。役職別にみると下記のようになります。
定年時の平均年齢
- 会 長 ・・・75.9歳
- 社 長 ・・・66.1歳
- 専務・副社長 ・・・66.0歳
- 常 務 ・・・64.8歳
- 取締役 ・・・63.5歳
「役員定年制度」を導入している会社でも、会長・社長は定年を設けていない会社が多いようです。
ということで役員の定年について、法律上では決まっていないけど、会社の考えにより定年は定められていることがわかりました。
まとめ

今回は、中小企業経営者の平均年齢をご紹介してきました。
内容をまとめると以下です。
✔ 中小企業経営者の平均年齢
全体的な中小企業経営者の平均年齢は、58.7歳
✔ 資本金別の平均年齢
資本金別の平均年齢
- 3億円以上 10億円未満・・・56歳
- 1億円以上 3億円未満・・・59.2歳
- 3000万円以上 1億円未満・・・58.7歳
- 3000万円未満・・・58.7歳
✔ 社員数別の平均年齢
社員数別の平均年齢
- 301名以上・・・55.9歳
- 101~300名・・・56.6歳
- 51~100名・・・64.2歳
- 21~50名・・・57.8歳
- 20名以下・・・56.2歳
✔ 職種別の平均年齢
職種別の平均年齢
- 製造業・・・56.5歳
- 建設業・・・60.6歳
- 卸・小売業・・・62.3歳
- サービス業・・・56.9歳
- その他・・・57.9歳
✔ 役職別の平均年齢
役職別の平均年齢
- 会 長・・・74.2歳
- 社 長・・・58.3歳
- 専務・副社長・・・58.7歳
- 常 務・・・55.7歳
- 取 締 役・・・58.3歳
✔ 経営者に定年はあるのか?
結論、法律上は経営者に定年という概念はありませんが、会社独自で定年を設けているところはある。
役員定年制度を導入している場合 ↓
定年時の平均年齢
- 会 長 ・・・75.9歳 (一般的に定年の定めなし)
- 社 長 ・・・66.1歳 (一般的に定年の定めなし)
- 専務・副社長 ・・・66.0歳
- 常 務 ・・・64.8歳
- 取締役 ・・・63.5歳
以上、経営者の平均年齢および定年時の年齢をまとめてみました。
参考になれば幸いです。
本記事の数値は、下記の資料を参考に独自で集計しました。もっと詳しく知りたいという方はポチってみてください。
今回はここまでです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
